シクミヤ>ブログ>補助金・助成金>補助金・助成金で業務改善を外注できる?使える制度と条件を解説【令和8年度】
2026-11-05

補助金・助成金で業務改善を外注できる?使える制度と条件を解説【令和8年度】

シクミヤの福田です。当記事では、業務改善の外注費に補助金・助成金が使えるかを、令和8年度の制度ごとに図で解説します。

  1. 制度の早見表
  2. 業務改善助成金(厚生労働省)
  3. デジタル化・AI導入補助金
  4. 沖縄県と神奈川県の制度
  5. 申請と発注の順番
  6. 制度ありきで、道具を買わない
  7. よくある質問
  8. まとめ

制度の早見表

使える制度はありますが、どれも「どこに頼むか」「何に使うか」に条件があります。

○業務改善助成金システム化の委託費が対象になり得る。労働局の審査で決まる
△デジタル化・AI導入補助金登録された支援事業者と、登録ツールの場合だけ
△沖縄DX推進支援事業県内のIT企業と連携する場合だけ
△神奈川県の小規模事業者向け対象経費は公募要領で確認
外部への委託費に使えるか(令和8年度)
年度で変わります

要件・上限額・締切は年度ごとに変わります。申請前に、最新の公募要領と窓口で確認してください。

業務改善助成金(厚生労働省)

事業場内最低賃金を50円以上引き上げる
助成の上限最大600万円条件で変わる
助成率3/4 か 4/5条件で変わる

国の案内の例に「顧客管理情報のシステム化」があり、委託費も対象になり得ます。「必ず使える」制度ではありません。

コンサルティングの費用は見込まない

国の案内で例に挙がるのは、国家資格を持つ専門家によるものです。仕組みを作る部分の委託費で考えてください。

申請の期間
  • 令和8年9月1日から
  • 締切は、新しい最低賃金の発効日の前日か、11月30日の早いほう
  • コールセンター 0120-366-440
申請書は誰が書くか
  • 自社か、社会保険労務士
  • 代行は社会保険労務士の領域
  • システムを頼む会社は、業務の整理と見積もりまで

デジタル化・AI導入補助金

2026年度に、IT導入補助金から名前が変わりました。

登録された支援事業者依頼先が登録されているか
登録済みのITツール入れるものが登録されているか
両方そろえば対象未登録の会社への委託費は対象外
導入前の業務の整理と、導入後の定着は、制度の外で必要

沖縄県と神奈川県の制度

沖縄DX推進支援事業
  • 県内に本店がある法人(設立3年以上)
  • 県内のIT企業との連携が条件
  • 2次公募は7月3日で締切。相談窓口は開いている
神奈川県 小規模事業者向け
  • 県内の小規模事業者
  • 神奈川産業振興センターへの事前相談が必須
  • 令和8年度分は受付終了
地域のページ:沖縄/神奈川・大和市

申請と発注の順番

いちばん多い失敗です。交付決定の前に発注したものは対象外になります。

1 相談改善したい業務を1つに絞る
2 計画・見積もり手間と効果を数字にする
3 申請締切を確かめる
4 交付決定ここまで発注しない
5 発注・構築交付決定の後に契約する
6 実績報告支払いの証拠を残す

制度ありきで、道具を買わない

うまくいかない何を買えるか → 使い道を探す使われないまま残りやすい
この順番で業務を1つ決める → 手間を数字に → 使える制度を探す制度が使えなくても改善は進む

よくある質問

採択される確率はどのくらいですか?

事前には分かりません。審査で決まります。「必ず使えます」「実質〇円です」という案内には注意してください。

制度が使えなくても、進めたほうがいいですか?

改善したい業務がはっきりしているなら、進めたほうがいい場合が多いです。小さく始めれば費用も抑えられます。

まとめ

  • 委託費に使える制度は、どれも条件つき
  • 業務改善助成金は、システム化の委託費が対象になり得る
  • 交付決定の前に発注しない
  • 制度より先に、改善したい業務を1つ決める
参考にした資料

福田 航 (記事一覧)

合同会社シクミヤ 代表 / 業務コンサルタント

エステサロンチェーン、通信、IT決済と、業種の違う大手の現場で業務改善に携わってきました。属人化の解消や業務の効率化・自動化が専門です。2026年4月に合同会社シクミヤを設立し、中小企業の「攻めのIT顧問」として、相談から作るところまで引き受けています。

関連記事